息子は早い日は5時前に家を出るので、
今朝も4時起きで弁当を作る。。。
空が白み始めた頃、洗濯物を干しながらプリンセスプリンセスのパパを口ずさむ。
パパに会~わ~せたい 人がいる~の♪
とても優しくて私の事 愛してく~れてるの
パパもな~んとなく 気付い~てた~でしょ~
どおか怒らずに 最後まで話を聞~いて♪
昨夜、ムスメとオンナ。
3人でカラオケに行った時、その瞬間は唐突に訪れた。
歌うムスメの横顔。
大きくなったな~、つーかオンナらしくなってきやがったな。
そんな事を思いながら、ムスメの成長が嬉しくもあり、寂しくもあり。
初めて顔を合わせるオンナとムスメの間で、どっちにもくっつけない微妙な配置。
ムスメ 「アタシ、彼氏いるよ!!」
おれ 「? ん…」
会話というキャッチボールにおいて、おれ大抵の球は投げ返す自信があるんだけど、久しぶりにフリーズしちまった。
おれ 「マ、マジか、おい」
ムスメ 「うん!ホントだよ~、6年生!!」
いつかは来ると漠然とした覚悟みたいなものはありましたが、まさか、それが今とは。
だって、君はまだ4年生。
いくら今の子がマセてるとはいえ、君はまだ9歳。。。
帰りの車の中。
いつもなら、とりとめのない話を繰り返す父娘だが、昨夜は沈黙。
暗い雨の夜。
先日貼ったばかりのスモークフィルムが思った以上に黒く。
暗い車内は、すべてを飲み込むように黒く深い。
おれ 「彼氏とは一緒に帰ったりするのか?」
ムスメ 「しないよ~方向違うし」
おれ 「じゃ、放課後とか遊んだりするの?」
ムスメ 「しないよ~、アタシ友達と彼氏、どっちも大事!」
おれ 「じゃ、オマエ。 いつ彼氏と会って、一体何をしてるだい?」
ムスメ 「2時やす(2時間目休みの略らしい)とかに~、鉄棒とか~」
おれ 「……………」
どうやら、もう少し子どものままでいてくれるようだ。。。
